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タックルでは誰にも負けたくない。 森山皓太は強い相手ほど燃える
【(C)JRLO 中国電力レッドレグリオンズ 森山選手】
「タックルには自信がある。それを体現してチームに良い流れをもたらせるように、勝利へつながるようなプレーをしたい」。そう意気込むのは森山皓太。昨季、ディビジョン3ゴールデンショルダーを受賞し、激しいタックルを誇る29歳が今季初のスタメン入りを果たした。岩戸博和ヘッドコーチからも「スコアに直結するプレーを見せてほしい」と期待を受ける。
今季は開幕前の合宿中に脳震とうを起こして出遅れた。「いつレギュラーを落とされるかわからない状況だったので怖くて仕方なかった」と離脱中は焦りもあった。開幕戦はメンバー外。チームの快勝には涙するほど喜んだが、同時に「自分がその場所に立てていないのがすごく悔しかった」。続く第2節と第3節はどちらも後半開始からの途中出場。先発でやれる自信があっただけに「フラストレーションが溜まっていた」と素直に話す。
体の感覚も戻り、今節は待望のスタメン入り。「絶対にレギュラーに戻ってやろうと思って我慢してやってきた。非常にうれしいけど、これが当たり前じゃない」。まずは今節の活躍でアピールし、スタメン定着を狙う。
森山は相手が強いほど燃える。「大学時代にタックルしか取り柄がなかったので、そこで絶対に負けたくなかった。一番強い相手を倒せば、フィールドの中で一番強いということ。フィールドの誰かが主人公になるので、一番活躍して一番のプレーヤーになりたい。毎試合、そんな気持ちで臨んでいます」。
屈強な外国籍選手を多く擁するクリタウォーターガッシュ昭島は、気持ちをぶつけるには絶好の相手だ。「個人的にも外国籍選手には負けたくない。日本人を舐めるなよ、日本人でも強いぞっていうことを思ってプレーしている。強い相手を倒したときは快感ですね」。
家族の存在も森山の背中を押す。同じくラグビーに打ち込む次男・迅都(摂南大学)と三男・飛翔(京都成章高校)の弟2人とは切磋琢磨する関係。「尊敬する2人。会えばいつもラグビーの話ばかり。長男として頑張らないといけない」。3人の夢は日本代表入りだ。「誰が早く入るかっていつも話しています」。
今季初スタメンで気合いみなぎる森山。チームの勝利のため、夢のために突き進む。
(湊昂大)
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