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中国電力レッドレグリオンズ|新季始動から2カ月、岩戸博和HC「去年の今頃よりいい状態」
中国電力レッドレグリオンズが新シーズンに向けて始動してから約2カ月。9月2日の午前練習では、夏の暑さが残るグラウンドで選手たちが汗を流していた。まだ青々とした芝にラガーマンの熱気が帯びている。
チームは12月のリーグワン開幕に向けて7月に始動した。現在はフィジカルアップや基礎的なトレーニングに取り組んでいる段階。プレシーズンはまだ約4カ月続くが、選手たちの意識はすでに高まってきている。岩戸博和ヘッドコーチ(HC)は、「去年の今頃に比べると、チームとしてはいい状態にあると思う」と手応えを口にする。
「個の成長で言うと、選手たちはかなり自分で考える人間になっていると思う。今はリーダー格になりうる選手たちが周りを巻き込みながら、あまり僕が言わなくても選手同士でやってくれている。僕も昨季はヘッドコーチ1年目でいろんなことを学べた。とにかく去年より上回ろうと言っていて、選手たちもその思いを体現してくれている」

9月9日には本拠地の中国電力坂グラウンドでマツダスカイアクティブズ広島とテストマッチを行う。これがプレシーズン最初の試合。岩戸HCは、「もちろん勝つに越したことはないけど、まずはチームが始動したときに掲げたフォーカスポイントがどれだけできるかっていうところを見たい」と話す。
ただ、相手は広島のライバルチーム。プレシーズンマッチだとしても負けられない。岩戸HCは、「お客さんも入った試合になると、やっぱり僕も選手たちも『勝ちたい』ってなってくると思う。負けて学ぶより、勝って反省したい」と闘志を燃やす。暑さが続く9月、中国電力レッドレグリオンズの熱気は高まるばかりだ。
取材・文=湊昂大
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