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ヒーローは遅れてやってくる。 「主役になる」と誓った男の今季初先発
2024年3月1日
中国電力レッドレグリオンズ 呉山選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】
「今シーズンは僕が主役になる」。シーズン開幕前、呉山聖道は力強く宣言していた。
中国電力レッドレグリオンズはプレシーズンにけが人が続出し、練習や試合もままならない苦しい時期があった。そこでチームを救ったのが呉山だった。学生時代のキャプテン経験で培ったリーダーシップを発揮してチームをけん引。開幕直前のプレシーズンマッチでは、21年に加入した若手ながら初めてゲームキャプテンも務めた。
岩戸博和ヘッドコーチも「チームが一番つらい時期に呉山が中心になってやってくれて、一番頑張っていた。チームにエナジーをもたらしてくれるし、苦しいときでもブレないので信頼している」と期待を寄せている。
プレシーズンに評価を上げた呉山は開幕戦もスタメンの予定だったが、直前の練習で無念の負傷。当初は途中出場で試合に絡めていたが、先発の機会が巡ってきたときにはチーム内で新型コロナウイルス感染症が流行ったり、別の箇所を負傷したりと不運が続いて試合から遠ざかっていた。
「最初はすごく落ち込みました」と振り返るが、そこで挫ける25歳ではなかった。「シーズンは長いし、僕も選手としてまだまだ長いと思っているので、狭い視野ではなく長い目で見ると、これからだなと思えた」とポジティブに切り替え、「準備がすべて」という初心に立ち返って体の見直しや試合の分析に取り組んできた。
そして、今節の日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)戦でスタメン入りを果たした。中5日のビジターゲームで、相手は5試合無敗で首位を走る強敵だ。厳しい試合になるが、そんなときこそ呉山が輝く。
「日野RDはディビジョン3で頭が一つ二つ抜けているチーム。そこで僕の存在価値を示せたら自分の価値を上げられると思う。きつい時間のほうが多いと思うけど、そこで『頼れるのは僕だ』という思いでやりたい。チームのエナジーを上げられるように、タックルを突き刺します」
中国RRはシーズン前半戦の6試合を終えて最下位。中止になった第4節の日野RD戦を除く5試合は善戦したものの1勝のみ。後半戦で一つでも多くの勝利をつかむために呉山が再びチームを救う。若手ロックの決意は固い。
「『主役になる』と言ったにもかかわらず、あまり試合に出られなかったので、後半戦はしっかりチームに貢献したい。ヒーローは遅れて登場するって言うし、残りの6試合で自分のプレーを見せてやります」
中国RRがシーズン後半戦で巻き返すために。呉山は主役になる準備ができている。
(湊昂大)
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