【宮田悠暉】
ポジション：（プロップ）
身長／体重：175㎝／103kg
生年月日：2001年05月21日（22歳）
出身校：天理大学

広島出身の新人プロップ2人が地元でデビューを飾った。4月に中国電力レッドレグリオンズ（以下、中国RR）に加入したばかりの宮田悠暉と岩井陸がクリタウォーターガッシュ昭島（以下、WG昭島）とのホームゲームで後半途中にグラウンドに立ち、リーグワン初出場を果たした。

広島工業高校出身の宮田悠暉は、天理大学を卒業して「社会人では広島でラグビーをしたい」という思いで中国RRに加入。「スクラムやラインアウトモールが得意」というプロップは、「どんなことでもチャレンジして成長したい」と意気込んでいた。

WG昭島戦では69分に有藤孔次朗との交代で途中出場。「緊張よりもワクワクの方が大きかった」という宮田悠暉は、「最後のスクラムで少しできたかなと思ったぐらい。いいところを見せたかったけど、あんまりいいプレーができなかった。（プレー時間は）短かったけど、結構長く感じました」とデビュー戦を振り返った。

【岩井陸】
ポジション：プロップ（PR）
身長／体重：176㎝／100kg
生年月日：2001年6月7日（22歳）
出身校：京都産業大学 

尾道高校出身の岩井陸は、京都産業大学を経て中国RRに加入した。「地元に少しでも恩返しをしたい」というルーキーは自身の強みについて、「セットプレーだけではなく、タックルの回数や運動量でも頑張りたいです」と話し、「1試合でも早く出場できるように練習をタフに頑張ります」と出場意欲を高めていた。

デビュー戦は71分に宮田賢斗との交代でグラウンドに入った。「大学時代にメンバーに入るだけで出場できなかったことが何回もあったので、その悔しさも背負って頑張ろうと思いました」と岩井は気合に満ちていたが、「セットプレーがダメダメだったので、やり返せるように改善しないといけない」と悔しさを滲ませた。

リーグワンの舞台で実際に戦い刺激を受けた。宮田悠暉は「社会人になるとレベルが一つ違う。スクラムで相手にやられたけど、でも絶対に勝てないという感じではなかった」と話し、岩井も「フィジカル的には負けてないなと感じた」とリーグワンでの戦いを肌で感じていた。

今シーズン最終戦でデビューを果たし、本格的な戦いは来シーズンから始まる。宮田悠暉は「勝てるようにトレーニングして、しっかりいい準備して来シーズンを迎えたいです」と話し、岩井は「来シーズンはとりあえずセットプレーで相手を粉砕します。僕のプレーを見てください」と気合を入れ直した。