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ピックアッププレイヤー【河嶋凛太郎】

2024年4月3日

【ピックアップ】
河嶋凜太郎
ポジション:スクラムハーフ(SH)
身長/体重:160㎝/65kg
生年月日:1993年10月28日(30歳)
出身校:福岡工業大学

中国電力レッドレグリオンズは、8戦全勝で首位の日野レッドドルフィンズと試合の立ち上がりから激しい攻防を繰り広げた。こう着状態が続いていた23分、河嶋凜太郎の抜け目ないプレーが試合を動かす。チームは敵陣のゴール前まで押し上げたところで反則をしてしまい、相手ボールのスクラムになる。

だが、そこで河嶋が相手の意表を突いてボールを奪い、ビッグチャンスに変えた。「スクラムからボールが出そうな時にフォワードがプッシュしてくれて、ボールがファンブルして転がってきたのを拾いました」河嶋はボールを持ち出した直後に相手のタックルを受けたが、森山皓太にパスをつないで強敵相手に先制トライを演出した。

「スクラムハーフにプレッシャーをかけようと思っていたし、いつでもボールがこぼれたらいける位置にはいた。森山もいい反応をしてくれて、パスを出すだけだった」とアシストを振り返った。ボールを奪ったシーンについては「立っていたところにボールが転がってきてラッキーだった」と河嶋は言うが、狙いや準備がなければできない好プレー。「体が小さいのでインパクトのあるプレーはできないですけど、そのぶん低く速くプレッシャーをかけることは常に心がけている」と小回りがきく強みを存分に生かしたシーンだった。

この日は2試合連続の先発出場で69分までプレー。攻守で大きな存在感を放ち、岩戸博和ヘッドコーチも「ディフェンスの部分でしっかりコネクトして、チームを動かしてくれたし、アタックの部分でもしっかりテンポを出していたので僕の中でのマン・オブ・ザ・マッチです」と称える。だが、本人はまだまだ満足していない。「相手からボールを奪ったあとにすぐ蹴ってしまい、相手にボールを渡していたので、もっと周りを見て、声を聞かないといけない。簡単にボールを渡したら相手の強いフィジカルを受けることになるので、もっとボールを保持できる時間を増やして、自分たちのアタックをしていかないといけない。自分たちの形に持っていければ、もっと得点のチャンスがあったと思うので、そこは反省点でした」それでも、試合は強敵相手と価値ある引き分けに終わった。

河嶋は「タフな試合でした。ミーティングで『覚悟を決めてどれだけやれるか』という話をしていたので、『試合の入りから自分たちのやりたいことをどれだけ遂行できるか』が大事でしたが、そこをしっかり表現できたと思います」と胸を張った。

(湊昂大)

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